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株式会社PRESI-総合不動産
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社長連載記事 #2

PRESIの創業秘話

25歳での独立——「自分で挑戦するしかない」

2015年、石井は独立を考える転機を迎える。

株式会社オープンハウスに勤めてわずか1年7か月で70件以上の不動産売買を成約。売上185億円、粗利35億円という前人未踏の実績を叩き出し、史上初の「殿堂入り社員」に表彰されていた。年収もすでに2,560万円に到達し、社内でも異彩を放つ存在となっていた。そんな順調さの裏で、石井は違和感を抱いていた。

「年収や地位が上がるほど、反比例するように人間性が悪くなっていました。」周囲への感謝を忘れ、会社を自分だけで回していると勘違いしていたのだ。

「自分ひとりで会社を回していると思っていたけれど、実際は事務の人や周囲の助けがあって成り立っていた。そう気づいたとき、自分で全ての苦労をしないと分からないなと思いました。」

折しもヘッドハンティングの話もあり「年収1億円以上」の条件を提示されたが、石井の決断を後押ししたのは金額そのものではなかった。
ある方から「“周りの準備は整っているのに、足りないのはあなた自身の覚悟です”と言われ、胸を突かれました。その場で腹を括り、すぐに会社に“今ある物件をすべて売り切ったら辞めます”と伝えに行きました。」

こうして石井はオープンハウスを退社し、2016年、25歳で株式会社PRESIを設立した。

創業期——怒涛の成長と逆風

創業初年度の売上は16.2億円。2年目には43億円、3年目には48億円と急成長を遂げた。石井ひとりの突破力に加え、集まってきた仲間たちが加わり、会社は一気に拡大フェーズへ。

「このまま伸び続ければ、すぐにでも業界トップに近づける」そう思える勢いがあった。

しかし、成長曲線は突然断ち切られる。2018年、業界を揺るがす大事件が起きた。シェアハウス投資を巡る「かぼちゃの馬車事件」だ。サブリース契約の破綻が全国に波及し、多くの投資家が被害を受けた。PRESIは一切関与していなかったが、金融機関の融資姿勢が一気に厳格化し、アパート事業を止めざるを得なくなった。石井は当時をこう振り返る。

「追い風のときは人が集まるが、逆風になると去っていく。過信していた自分にも多くの非がありました。28歳からの数年間が一番大変で、そこからこれまでの7年間はひとりで会社を切り盛りしてきました。」

初めて味わう大きな逆境。だが、この数年間の試練こそが石井を「単なる凄腕営業マン」から「経営者」へと変えた。

投資という布石——「未来を切り拓くために」

事業が思うように進まない中でも、石井は止まらなかった。むしろ「今は未来に布石を打つ時期だ」と考え、積極的に投資へ踏み出した。

「焦って事業を拡大すると、目先のお金に追われて判断を誤る。だからこそ、資金的に余裕を持たせて、未来のための投資を続けました。」

これまでに8社へ出資し、数年以内に相当なリターンが見込まれている。短期的な利益ではなく、数年先を見据えた投資戦略。石井は「13億円を自分で投資したからこそ、社員に無理をさせず、顧客に誠実な提案ができる」と語る。

今、再び攻めのステージへ

2025年現在、PRESIは再び成長局面にある。投資先の成果が本格化し始め、加えて新卒採用で優秀な人材が続々と集まっている。石井は未来を具体的な数字で描く。

「来年、再来年で人材と投資のリターンが重なれば、一気に時価総額1,500億円を超える企業になれると確信しています。」

さらに長期的な目標としては、2045年に時価総額1兆円以上で東証プライム上場を果たすこと。PRESIの創業は、まだ「序章」にすぎないのだ。

「生き残る会社」として

創業から約10年。業界では数多くのベンチャーが誕生しては消えていった。その中で、PRESIは挫折を経てもなお生き残り、強さを増している。

「ただ儲かればいい会社にはしたくない。社員が人生を豊かにでき、社会にプラスを生み出せる会社でありたい。そうでなければ、会社をやる意味がないと思っています。」

成功も失敗も味わった石井だからこそ言える言葉だ。華々しい成長、容赦ない逆風、そして未来への布石。
PRESIの創業ストーリーは、高い目標に挑戦することの厳しさと、それを乗り越える強さを物語っている。

※本記事は2025年9月25日時点の内容です。

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