
顧問
河村 隆生 / TAKAO KAWAMURA
「やんちゃ坊主を鍛えてほしい。」そんな紹介から始まった石井との縁。
35年近くにわたり不動産業界の最前線を歩んできたベテラン・河村顧問は、石井の熱量と実直さを間近で見続けてきた。
現場で培った経験と人脈でPRESIを支えるその姿は、攻めと守りをつなぐ“もう一つの視点”そのもの。
「日本一は十分に可能」と断言する河村顧問に、ベンチャーの可能性とPRESIで活躍できる人材像を聞いた。
「やんちゃ坊主」に感じた可能性
PRESIの顧問・河村氏が石井と出会ったのは、石井がまだ22歳の頃だった。当時、岩波建設で実績を積んでいた河村氏のもとに、オープンハウスディベロップメントの会長から一本の紹介が入った。同会長は岩波建設の先代社長と40年来の旧知の仲で「やんちゃ坊主を鍛えてほしい」と託されたのが、若き石井だった。
「”やんちゃ坊主”と聞いていましたが、初めて会ったときから、ガッツがあるなと感じました。エネルギーがあり、不動産が好きだという気持ちが伝わってきた。勢いだけでなく“仕事を面白がる姿勢”がありましたね。」
その印象は今も変わらない。石井の“熱量”と“実直さ”が、PRESIを突き動かすエンジンとなっている。
現場で培った経験と顧問としての役割
河村氏自身も現場で鍛えられた人間だ。大手不動産会社の法人部でその名を知らぬ者はいない岩波建設で長年部長を務め、先代社長のもとで仕入れから販売、権利調整、地上げまで幅広い仕事をこなした。その後、二代目体制に移るタイミングで独立し、自ら事業を切り盛りしている。
「独立した理由は、仕入れから販売まで自分の裁量でやり切れる“仕事そのものの面白さ”が大きかった」と振り返る。
そうした経験は今、PRESIの顧問として活きている。石井が会社の方向性を即断即決で決める一方、河村氏は案件の紹介や人脈づくりなど、周囲との橋渡し役を担う。ときには相談役として、またあるときは具体的な案件対応者として、会社を下支えしている。
「石井社長は自分で決断できる人。だから私は“もう一つの視点”を提供する役割に徹しています。人脈を紹介することもあれば、現場の細かい相談に乗ることもある。攻めと守りを外部の視点で支えるのが私の仕事ですね。」
即断即決と個性の組織
顧問の目から見て、石井の強みは何よりも「即断即決できること」だという。
「この商売にとって決断力はとても大事。チャンスは一瞬で過ぎ去る。その場で判断して動けるからこそ、会社を大きくしていけるんです。」
さらにPRESIは、石井一人で立ち上げた会社である点でも他のベンチャーとは違う。多くのベンチャーは“共同創業”だが、PRESIには社長の個性が色濃く反映されている。
「面接に来る人も“石井の生き方ややりがい”に共感して集まっている。トップの哲学に惹かれて入社する人ばかりだから、組織の一体感が強い。大手にはない魅力だと思いますね。」

「ベンチャー」の正しい捉え方
不動産業界はAIの台頭など大きな変化の時代を迎えている。河村氏は「むしろPRESIのようなスピード感ある会社にチャンスがある」と強調する。
「オープンハウスだって、当初は無名で従業員も少なかった。それが今では誰もが知る存在になっている。PRESIも十分に日本一を狙えるポジションにいると思います。」
一方で、世間の「ベンチャー=不安定・ブラック」というイメージについても率直に言及する。
「今のどんな大手も、最初はベンチャーでした。不安定と呼ぶのは簡単ですが、本人がやる気を持って働いている限り、それをブラックとは言えないでしょう。」
挑戦する会社だ からこそ厳しさもある。しかし、その厳しさに応えられる人にとって、PRESIは確実に大きなチャンスを与えてくれる。
向いているのはどんな人材か
「スポーツをやってきた人間は強い」と河村氏は語る。
競争の中で培った勝負勘や、悔しさをバネに努力を続ける力は、不動産営業の厳しい現場にフィットする。
「最初から何でもできる人はいません。家事もやっていれば自然と覚えるように、仕事もやれば必ず身につく。野球の千本ノックのように、繰り返しの中で磨かれていくんです。」
根性論ではなく、実践の積み重ねこそが力になる。そうした価値観を共有できる人材こそ、PRESIに合っていると断言する。
不動産業界日本一への確信
「やんちゃ坊主」と呼ばれた若き日の石井は、今や”億”の事業を動かす経営者へと成長した。その背後には、長年業界の最前線で歩んできた河村氏という経験豊富な顧問の支えがある。
挑戦を続ける若い会社に、大ベテランの知恵と視点が加わることで、PRESIはより確かな強さを手にしている。
そして、そんな河村氏が「日本一は十分に可能だ」と断言すること自体が、PRESIの未来が単なる夢物語ではないことを証明している。